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内容目標
タンパク質とアミノ酸の関係、セントラルドグマの流れを説明できる。
課題25-1 タンパク質の性質。
タンパク質の性質に関する基礎的事項を問う課題。
全てしっかり覚えておいてほしい内容。④については「アミノ酸」という解答も見られたが、材料を得る方法を聞いているので、食事等を正解にした。
課題25-2 タンパク質の消化と吸収。
生物によって、タンパク質の種類は異なる。しかし、その材料であるアミノ酸は共通している。その事実を踏まえて、消化・吸収というキーワードを使って記述したい。
まずは牛肉のタンパク質が消化によって、アミノ酸に分解されることを書きたい。その上で、吸収されたアミノ酸を用いて、ヒトのタンパク質を合成していることに気づいてほしかった。
発展課題25-3 プロテイン摂取の利点に関する考察。
アスリートが日常的に摂取している「プロテイン」の正体はアミノ酸である。普通の食物とプロテインの違いは何なのか、に注目して記述したい。
基本的には、食事に含まれるタンパク質で問題はないはず。それをわざわざ摂取しているのだから、食事よりも何らかの利点があると考えられる。
1つは、吸収のしやすさ。特に筋肉の合成については、トレーニング後30分以内に血液中にアミノ酸が豊富な状況にすることが重要である。プロテインであれば、消化の手間が省けるので、素早い吸収が可能になる。
また、食物にはタンパク質以外に脂質や炭水化物も含まれる。タンパク質のみを摂りたい、という時にはこうしたサプリメントも必要なのかもしれない。オススメはしないけれど…。
内容目標
DNAとRNAの3つの違い、転写の過程を説明できる。
課題26-1 DNA・RNAの特徴
DNA・RNAの特徴に関する基礎的事項を問う課題。
課題26-2 転写が核内で起こる理由に関する考察
mRNAは核内で「転写」によってつくられ、その後、核膜孔を通じて核外へ移動する。
真核細胞において、転写が核内で起こるのには理由がある。また、できあがったmRNAが核外へ出るのにも理由がある。
発展課題26-3 mRNAをもとにDNA塩基配列を考察
mRNAはDNA鋳型鎖の塩基配列に相補的な塩基配列を持つ。DNA非鋳型鎖は、DNA鋳型鎖と相補的な塩基配列を持つ。
内容目標
翻訳の過程を説明できる。
課題27-1 翻訳の過程
翻訳の過程に関する基礎的事項を問う課題。
課題27-2 mRNAの塩基配列をもとにアミノ酸配列を完成させる
mRNAの塩基配列をコドン表を参考にして、アミノ酸の配列にする課題。コドン表は、mRNAの塩基なので、勘違いしないようにする。
発展課題27-3 DNA塩基配列の変異に関する考察
DNA複製時や放射線を浴びたりした時に、DNAの塩基が変化してしまうことがある。その影響はさまざまであるが、この場合はどうなるだろうか。
内容目標
細胞が分化する仕組み、iPS細胞の意義について説明できる。
課題28-1 遺伝子発現
遺伝子発現に関する基礎的事項を問う課題。
課題28-2 iPS細胞を用いた医療の利点・欠点
いくつかの新聞記事をもとに、iPS細胞を用いた医療について考察する課題。利点・欠点の両方に目を配れるようにしたい。
iPS細胞に関する新聞記事
(以下朝日新聞サイト内の記事にリンク)
「iPS治験、脳に移植へ パーキンソン病 京大、年内にも目・心臓に続き国内3例目」
(2018.7.31朝日新聞)
「血液製剤、安定供給なるか 製品化へ第一歩 iPS血小板、臨床研究」
(2018.9.22朝日新聞)
(2018.9.21朝日新聞)
(2018.8.17朝日新聞)
内容目標
3種類の体液の関係性、ヒトの循環系について説明できる。
課題29-1 体液の構成要素
体液の構成要素について問う課題。
課題29-2 毛細血管の血管壁の構造
体液の循環を踏まえて、動脈・静脈と比較した毛細血管の血管壁の構造を問う課題。
発展課題29-3 閉鎖血管系の利点
開放血管系と比較した、閉鎖血管系の利点を問う課題。
内容目標
血液の成分と酸素運搬の仕組みについて説明できる。
課題30-1 血球の種類
血球に関する基礎的事項を問う課題。
課題30-2 心臓の部屋と、血管の関係
心臓の各部屋とそれに直結する血管の名称を問う課題。
発展課題30-3 酸素解離曲線
酸素解離曲線をもとに、組織で解離した酸素ヘモグロビンの割合を問う課題。
内容目標
血液凝固と線溶の過程について説明できる。
課題31-1 血液凝固
血液凝固の過程に関する基礎的事項を問う課題。
課題31-2 血ぺいに赤血球が用いられる理由
血ぺいの構成要素に血小板だけでなく、赤血球が用いられる理由を問う課題。
発展課題31-3 血液凝固を防ぐ方法
血液凝固の過程を踏まえて、血液凝固を防ぐ方法について考察する課題。