生物基礎実習

実習2「松工野外実習・夏の陣」

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実習1「原核生物と真核生物の観察」

【目的】

   身の回りの原核生物や真核生物を観察する。

左上・イシクラゲ、右上・乳酸菌、左下・ワカメ、右下・カラスノエンドウ(花弁)

実習で観察する生物(写真は全て対物40倍の場合)


イシクラゲ

【教卓から持っていくもの】

ペットボトルキャップに入ったイシクラゲ

 

【実験テーブル上のケースで使うもの】

スライドガラス

カバーガラス

ピンセット

スポイト

 

【プレパラートの作成】

①少量をピンセットで取り、スライドガラス上に載せる。

②キャップ内の水を1滴加えて、カバー ガラスをかける。

 

【観察】

「数珠つなぎになっている細胞のかたまり」をスケッチする。

→厚い部分を観察すると、細胞が重なり合って見にくくなる。なるべく色の薄い部分でプレパラートをつくることも重要。



乳酸菌

【教卓から持っていくもの】

手順②まで済んでいるスライドガラス

メチレンブルー溶液

メチレンブルー用スポイト

 

【実験テーブル上のケースで使うもの】

なし

 

【プレパラートの作成】

①乳清を1滴取り、 スライドガラス上に載せて乾かす。

②そこへメタノール1滴を加えて、乾かす。

③メチレンブルーを1滴加えてカバーガラスをかける。

 

【観察】

「視野内に見られる青く染まった乳酸菌3~4個程度」をスケッチする。

→乳酸菌は様々な形がある。できれば、同一視野内に違う形の乳酸菌があるような場所を見つけられるといい。



ワカメ

【教卓から持っていくもの】

ペットボトルキャップに入ったワカメ

 

【実験テーブル上のケースで使うもの】

スライドガラス

カバーガラス

ピンセット

スポイト

 

【プレパラートの作成】

①少量をピンセットで取り、スライドガラス上に載せる。

②キャップ内の水を1滴加えて、カバー ガラスをかける。

 

【観察】

「視野内に見られる整列した細胞5~6個程度」をスケッチする。

→茹でて緑色に変化した色素(生きているときは褐色)を含んだ部分が見られる。



カラスノエンドウ

【教卓から持っていくもの】

カラスノエンドウの花弁1枚

水の入ったペットボトルキャップ

 

【実験テーブル上のケースで使うもの】

スライドガラス

カバーガラス

ピンセット

スポイト

 

【プレパラートの作成】

①花弁1枚をピンセットで取り、スライドガラス上に載せる。 

②キャップ内の水を1滴加えて、カバーガラスをかける。

 

【観察】

「視野内に見られる細胞3~4個程度」をスケッチする。

→細胞内には色素を含んだ発達した液胞が観察される。


考察課題

教卓上のモニター付き顕微鏡では、A. イシクラゲ、B. ワカメが観察できる。赤い線が 100μm間隔で引かれている時、それぞれの細胞の平均的な直径は何μmと考えられる か、根拠とともにそれぞれ書きなさい。

 

A.イシクラゲ

B.ワカメ